- 2014年6月23日
- コラム
ドメインとサーバーの説明
ホームページを公開する際に必ず出てくる言葉があります。
それが、「ドメイン」と「WEBサーバ」です。
いきなり、ドメインやWEBサーバーといった言葉を聞いても馴染が無い思うので、ここではドメインやWEBサーバーとはいったいどのような物なのか簡単に説明していきたいと思います。
ホームページとは、言わばネットワーク上に自分の家を建てるようなものです。
しかし、一戸建ては多くの費用が掛かるので、一般的にはマンションの一室を借りそこに自分の家を作ります。また、家を建てる前に場所やスペース(土地等)が必要なように、ホームページを作る際には、ドメインとWEBサーバーの用意が必要です。
ドメインとは、ネットワークの中の住所にあたるものです。重複することはなく、世界で1つしかありません。これがないとインターネット上のどこに目的のホームページが存在するのかを特定することは出来ません。
友人に、新しい家を建てたから来てほしいと言われても、住所が分からなければ家までたどり着けないのと同じです。
次にWEBサーバーですが。
WEBサーバーとはネットワーク上にあるマンションのような存在だと思ってください。
WEBサーバー、つまりネット上にあるマンションの一室を借り、そこに自分の家(ホームページ)をアップロードすることにより、初めてホームページはネット上に存在することができるのです。
つまり。
WEBサーバーとはホームページを常にネッワーク上に置いておくための入れ物で。
ドメインとは自身のホームページがネットワークのどこにあるのかを示す住所なのです。
このホームページが今皆様にご覧になっていただけているのも、
このホームページがサーバー上にあり、ドメインを取得しているから、という訳ですね。
もうちょっと具体的にドメインについて説明すると
ドメインについて詳しく見ていきましょう。
インターネットに接続すると画面の上の方にhttp://www.example.co.jpや、http://www.example.com
といったURLを目にすると思います。
このhttp://から始まる。「example.co.jp」や「www.example.com」といったものがドメインになります。これがネットワーク上の住所となるわけです。
そして、ドメインは大きく分けて2つの種類があります、ccTLDとgTLDです。
ccTLD
(国別トップレベルドメイン)は各国に割り当てられた固有のドメインになり、
その管理や取得要件の設定はそれぞれの国で行われます。日本でいえばURLの最後が「.jp」にあたるものとなります。「.jp」は日本以外(個人および法人および団体)からの取得はできません。
またccTLDには属性jpが存在します。「jp」の前に「co」や「ac」などといった文字が入っているのを見たことがあると思いますこの「co.jp」や「ac.jp」は、このホームページがどのような団体によって作られたかを示します。
まず、「co.jp」は日本国内に登記のある企業しか登録できません。また企業につき一つしか登録できません。
そして「ac.jp」は日本国内の教育機関しか登録できない仕組みになっています。
他にも多くの種類がありますが、ここでは割愛させて頂きます。
gTLD
(一般トップレベルドメイン)はどこの国にも属していないドメインになりccTLDとは管理体系が異なります。よく目にする「.com」や「.net」がこれにあたるものとなります。
「.com」は商業組織用「.net」はネットワーク用となっています。
他にも多くの種類がありますが、ここでは割愛させて頂きます。
費用はドメイン管理会社(レジストリや代理店)によって異なりますが、
「.jp」(ccTLD) だと1年間で3000円~4000円ぐらい。
「.com」(gTLD) だと1年間で1000円~1500円くらいが多いように思います。
ccTLDとgTLDの違いをあえて言うなら、それは安全性や信頼感の違いでしょうか。一部上場企業のほとんどは、この「.jp」又は「属性jp」を利用しています。また、JPドメインは過去に最も危険度の低い国別ドメインにも選ばれています。つまり、「jp」ドメインを使うことで、日本の企業であるとうだけでなく。安心や信頼もアピールすることができるのです。だからと言って「.com」(gTLD)が危険であるというわけでは決してありません。ただ、法人として運用するのであれば「co.jp」(ccTLD)がおすすめです。
つまりドメインは、アドレスとしてだけでなく、自分のサイトがどのようなサイトなのかを知らせる、名刺のような働きもしているということですね。
続きましてWEBサーバーについて詳しく説明させていただきます。
WEBサーバーとはマンションのような物だといいましたが実際にどのような物なのでしょうか。
一般的にサーバーとはクライアントつまり我々からの指示を受けサービスや機能を提供してくれるコンピューターのことを指します。
我々が普段使っているメールや、ホームページの閲覧といった機能は、インターネットを通じそれぞれのWEBサーバー(メールならメールサーバー)で行なわれています。
このWEBサーバーは自分でも用意することもできますが、多くの費用(24時間稼動のため電気代がかかる、マシンの保守費用が必要となる、停電対策やセキュリティ費用がかかる)が発生するため、ホスティングサービス(レンタルサーバー)を利用するのが一般的です。
費用について、ほとんどのレンタルサーバ会社では、その用途ごとにコース分けがなされており。こちら側が求める、WEBサーバーの容量、サービス、保障などによって値段は異なります。
そこは自分のホームページの用途に合わせて、最適な物をレンタルするようにしましょう。
一般的にホームページの作成にはディスク容量が1GBあれば十分でしょう。
ただし、大量の写真や動画を掲載する、バックアップをWEBサーバーに保管するなどいった場合は少し容量に余裕をもって選択した方がいいかもしれません。
以上でドメインとサーバーの簡単な説明を終わります。
どうだったでしょうか、ドメインやサーバーがどういった物なのかつかめましたでしょうか。
抽象的な表現が多くて、かえって分かりにくかった人もいるかもしれませんが。
この記事が一人でも多くの人の役に立てれば幸いです。